【地球コラム】香港国家安全法、「新冷戦」の引き金に

焦る中国、怒る米国

 中国政府が香港への統制を強める「香港国家安全維持法」を制定したことが、大きな波紋を広げている。昨年の「逃亡犯条例」改正反対デモ以来の香港の政治的混乱を抑えるために、中央政府はついに「禁じ手」を使った。これは香港の自治や自由に対するかつてない脅威となると同時に、米国の激しい怒りを招いた。中国は香港の反政府活動に対する強力な武器を手にする代償として、国際関係の決定的な悪化を引き起こした。

 香港問題の深刻化は、「一国二制度」が内包した矛盾の噴出とも言える。社会主義の政治と資本主義の経済?社会の妥協を意味した「一国二制度」が壊れれば、問題は香港にとどまらず、東アジアの構造変化を引き起こしうる。日本にとっても対応を過てば大変な禍根を残す危険な状況が迫っている。(立教大学教授 倉田徹)

◆地球コラム バックナンバー◆

特集

コラム?連載

ページの先頭へ
時事通信の商品?サービス ラインナップ
亚洲欧美免费无码专区/国产亚洲综合欧美视频/迷人女教师/种子搜索神器