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レバノン内閣総辞職 反政府デモ拡大で情勢混迷

2020年08月11日00時31分

10日、ベイルートで内閣総辞職を発表するレバノンのディアブ首相(AFP時事)

10日、ベイルートで内閣総辞職を発表するレバノンのディアブ首相(AFP時事)

  AFP通信によると、レバノンのディアブ首相は10日、内閣総辞職を発表した。首都ベイルートの港湾地区で4日に起きた大規模爆発を受けて反政府デモが拡大。アブデルサムド情報相とカッタール環境相、ナジム法相が相次いで辞任を表明していた。爆発の原因究明が進まない中、総辞職の発表後もデモは収束せず、情勢混迷の度合いが一段と深まっている。

〔写真特集〕レバノン首都で大爆発

 ロイター通信などによれば、カッタール氏は辞任に際しての声明で「政府は数多くの改革の機会を逸した」と非難。ディアブ氏も総辞職に当たり、自分も腐敗した政治の犠牲者だと弁明した。
 爆発をめぐっては、政府が港湾関係者らの責任を追及する方針を示し、関係者を拘束、軟禁する措置を取った。しかし、デモ隊は爆発を招いた大量の化学物質が危険な状態で放置された背景には、腐敗体質の政府の機能不全があったと訴えている。
 レバノンのメディアによれば、爆発による死者は159人に達し、負傷者は6000人を超えた。ベイルート中心部で8、9両日、数千人規模のデモが行われ、10日も続いた。8日はデモ隊が政府庁舎などを一時占拠する事態となり、警官隊との衝突で700人以上が負傷、警官1人が死亡した。

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